ラッキーナンバー7 [movie]
こういう話、好きです。
「閉ざされた森」と同じジャンルになるかしら?
ジョシュ・ハーネット、見直しました。
バスタオルとスリッパっていう格好で堂々とボスやラビに対峙している姿にちょっと惚れた。
やばい状況に落ちてるのに飄々とはぐらかし、で、殴られる×2。(しかも同じ場所)
ぐふ、好きかも♪
モーガン・フリーマンやベン・キングスレーをサラっと使ってるのもいいな。
それほど出演時間は長くないのに、存在感はばっちりあったブルース・ウィリスもぐー。
ジョシュがあるシーンからガラリと表情が変わって、そこからは目を離してはいけない。
離しちゃったらつながらなくなっちゃうからね。
久しぶりに、「おもしろっ!」って感じた映画だった。
好き嫌いの分かれるジャンルなので、あまり長くは上映しないと思うけど、私としてはお薦めです。
♪ラッキーナンバー7♪
ディパーテッド [movie]
ゴールデングローブ賞でマーティン・スコセッシが監督賞を受賞した作品。
香港映画「インファナル・アフェア」のリメイクとしても話題。
レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソンと豪華キャストで繰り広げられる、警察とマフィアの裏側が舞台の話。
リメイクされるっていうニュースを聞いてから数ヶ月。
ものすご~く楽しみに待ってた。
ディカプリオとマット・デイモンにはあんまり興味ないけど、ボスのジャック・ニコルソンがどうやってくれるのかってね。
見終わって、「♪インファナル・アフェア♪」を知らなければ良かったなぁと思ってしまった。
別物だって思ってみようとしても、ところどころに出てくるオリジナルを思い出させるシーンのおかげで、どうしても比べてしまう。
それでも、ジャック・ニコルソンはオリジナル以上に狂気じみたボスで強烈だった。
あの目で睨まれたら、即死しそう。
ディカプリオも頑張ってた。
常にキリキリしてて余裕ない感じが、手に負えない新入りのマフィアをうまく演じていたと思う。
マット・デイモンはエリート感がなくって、イマイチ。
マッチョな体系でポロシャツにチノパン。
シャツはもちろんパンツイン。
まぁ、バッジをベルトに付けるから仕方ないにしても、うーん・・。
スーツじゃだめなの?FBIと区別するために仕方ないのかな。
良くも悪くもアメリカ映画になってます。
言葉の汚さとすぐに暴力、なんなら発砲しちゃうのもアメリカだからか?
Fから始まる4文字の言葉、この先1年分聞いちゃったって感じだ。
別物として見ることができなかった自分を反省。
それでもやっぱりオリジナルが大好き♪
♪ディパーテッド♪
イノセント・ボイス~12歳の戦場~ [movie]
こんな子供時代って、なしだよ。
ほんとになし。
12歳になったら徴兵されるって何?
昨日まで一緒に遊んでいた友達が、翌日徴兵される。
自分の誕生日がハッピーじゃない。
初恋も銃撃戦で消える。
銃撃戦のシーンと子供たちが川やマンゴーの木の下で遊ぶシーンがトーンで描かれてて、いつもどこか緊張しながら見てしまう。
実際の生活では想像できないほどの緊張感だったんだろうな。
友達を目の前で殺され、政府軍として戦う友人を見、焼き払われた村を見たチャバは一足飛びに大人びてしまった。
徴兵された少年兵なんて、悲しすぎる。
ベニスの商人 [movie]
子供の頃に読んだか聞かされたか・・・。
肉1ポンドのところしか印象にない話。
改めて見てみると、なんというかとても悲しい話だった。
これはアル・パチーノ演じるシャイロックに傾倒してしまっているからかな。
担保に対する裁判は法にこだわったシャイロックが、結局は自分の首を絞めてしまうことになるんだけど、シャイロックがどうしてそこまでアントーニオを憎むのか、そこは全く考慮されない。
娘を奪われ、財産もなくし、キリスト教へ改宗させられることになったシャイロック。
彼が絶望に佇むシーンはやりきれない。
この話って、慈悲の心があればこんなことにはならないんだよ、的な方向に持っていくものなんでしょうけれど、根本に迫害の問題があるから、なんだかなぁと思ってしまった。
アル・パチーノはやっぱりすごい。
フラガール [movie]
石油が燃料の主流に変わりつつある時代の炭鉱の町が舞台。
事業縮小のための人員整理と会社復活のために始めた「常磐ハワイアンセンター」。
「ハワイアンセンター」で働ける人数は解雇される人数の約1/5。
そのため、その建設には町のほとんどが反対している状態。
そんな中で「ハワイアンセンター」の目玉としてフラダンスを踊ることになった町の娘っ子たちの奮闘が描かれている。
踊りといったら盆踊りというレベルの娘っ子たち(独身とは限らず)が、良い意味での田舎もので温かい。
家族が解雇されたり、事故死したり、親友との別れを経験しながら、ダンサーとしても育っていく様子はほろりとします。
やさぐれダンサー松雪泰子の男前さが素敵。
しずちゃんもせりふ棒読みな感じが、父一人、娘一人で暮らしてたという雰囲気が出てていい。
ハワイアンセンターの担当部長、岸辺一徳も良い味出してます。
子供の頃から知っているけど行ったことの無い「常磐ハワイアンセンター」。
なんで福島にハワイを持ってきたのかっていう、私にとっての疑問疑問は明かされなかった・・・。
やっぱり「暖かい=ハワイ」ってことなのかな。
寒い福島に温泉と人の温かさを感じることができた作品だった。
ハウルの動く城 [movie]
日テレで放送してたのを録画しておきながら、今まで見てなかったんだよね。
ここ最近、レコーダーのHDDを整理しようキャンペーンの一環として、やっとこ観た。
あら、あら、あらら~♪
木村拓哉、いいじゃん。
正直な話、木村拓哉だから今まで見なかったというのもあるので、かなり驚き。
「オレ、大好き」、「オレ、すげー」なオレ様の綺麗で生意気そうな目を持つハウルに合ってたよ。
三輪さんも加藤治子さんもキャラクターにぴったり。
何より可愛いのは神木君!
マルクルにぴったりで最高♪
ストーリーは正直色々なところがはしょられ過ぎている感じがして、ちょっと分かりにくい。
原作を読んですっきりしたいなというのが正直な感想。
ただ、どのキャラクターも愛らしいので、それを楽しむという意味ではいいかもしれない。
メゾン・ド・ヒミコ [movie]
銀座でゲイ・バーの2代目ママとして働いていた卑弥呼が突然引退。
その後神奈川の海岸沿いにゲイ専用の老人ホームをオープン。
そこでクラス人々と卑弥呼の娘の話。
個性豊かなゲイが暮らす「メゾン・ド・ヒミコ」
癌に侵されても自分を見失わない卑弥呼や孫がいることを喜ぶルビー。
元教員に元ヤクザなどなど。
はじめは彼らとの間に壁のあったサオリも雑用のアルバイトを続けるうちに、打ち解けていき、やがて父親とも正面から対峙できるようになる・・・。
公開時、話題になった通り、柴崎コウが見事に美しくない。
ほとんどすっぴんでまゆ毛も中途半端。
事務員の制服と健康サンダルがよく似合ってる。
それとは逆にオダギリジョーがフェロモンだしまくりって感じ。
なんだろう、きれいなセクシーさ?
粘着質な感じがない、さわやかとはまた違うすっきりとした印象。
彼が登場するたびに目がひきつけられてしまう。
全体的に静かできれいな作品だと思う。
ただ、ゲイのための老人ホームという設定はちょっと。
ゲイの人たちが共同生活する場所という感じ。
だって、老人介護ができなけりゃ老人ホームとは言えないでしょう・・・。
そのあたりに疑問が残るけど、オダギリジョーで帳消しって感じかな(笑)
プラダを着た悪魔 [movie]
とっても楽しい映画だった。
アンディの恋愛にはほとんど興味なく、彼女が悪魔をどうやりあって仕事に目覚めていくのかに注目。
ミランダの無理難題を必死に解決しようと頑張るアンディを応援しちゃうんだよね。
それにしても、ミランダの要求が凄過ぎて笑っちゃう。
カリスマ編集長ともなると、あんなことも出来ちゃうんでしょうか?
実際のファッション誌って、あそこまでじゃないとしても、ああいう雰囲気はあるのかな・・?
まぁ、「Project RUNWAY」の審査員でELLEのファッション・ディレクター、ニーナ・ガルシアも強そうだもんね。
メリル・ストリープのミランダが最高!
話し方から立ち振る舞いに隙と無駄が無くって、固い!
でも、かっこいい♪
楽しいけど、「怠けてんなぁ、自分」と反省させてもくれる映画でした。
Mr.インクレディブル [movie]
いやー、期待していた以上に面白かった♪
「モンスターズ・インク」や「ファインディング・ニモ」とは違う魅力がある。
上記2作のような、「かわいい♪」というものは少なくなってて、逆に大人が楽しめるんじゃないかな。
サリーの毛並みで驚かされた技術は、ボブ一家の髪の毛へ継承されていて、ボブの寂しくなりかけてる頭部が見事に再現された(笑)。
中年になってしまった元スーパーヒーローが仕事で悩んだり、肉体の衰えを嘆いている姿がなんとも切なくって笑ってしまう。
登場人物たちが魅力的で、これがCGアニメだということを忘れて夢中で見てしまった。
何より今回は音楽が私好み。
なんだかちょっと「007」のような雰囲気だ。
クレジットの部分も他の作品とは趣が違っていてかっこいい。
映画館で見れば良かったなぁと少し後悔してしまった。
キンキーブーツ [movie]
やっと観ることができました。
船が出るまでの時間に日比谷で鑑賞。
イギリスの田舎にある紳士靴の工場が舞台のサクセス(?)ストーリー。
父親が亡くなったことで、工場を継ぐことになったチャーリー。
順調な経営かと思いきや、破産寸前であることが判明!
頼りないチャーリーは従業員に「何ができるっていうんだ?」と問いかけるだけ。
そんなチャーリーに「何かしろ!」とお尻を叩くローレン。
とりあえず向かったロンドンで運命的(?)なローラとの出会い。
彼女は有名なドラァグ・クイーン。
彼女の履くピンヒールのブーツが壊れたのを観たチャーリーは、男性が履いても壊れないブーツの作成を約束する・・・。
そこから始まる従業員達との争いと団結。
そしてミラノの見本市へ!
チャーリーとローラ。
ローラと工場の従業員。
彼らのやり取りが面白すぎ。
イギリス映画って、なんでこう、温かいんでしょうね。
癖のある登場人物も、どこかでホロリとさせてくれる。
先代から工場を支えてきたジョージも最高。
職人って素敵よね。